もうすぐ

今年も、サウンドカーニバルの時期が来ました。

1年は本当に早いなと感じます。

今年は、編曲部門に3人エントリーしました。

11月は、エレクトーンステージの自分の曲に限界まで頑張ろうとしていた私は、時間が足りないほどの修正を繰り返していたので、今回出場の生徒さんは、ほとんど自分の力で、がんばって作り上げてくれました。

嬉しかった事がありました。

3年前のESアンサンブルに出場してくれた生徒さんが、アレンジをどうしようかという話になった時、今回のアレンジを、ESアンサンブルの時みたいにしたいと言ってくれたのです。

その頃、新人だった私は、アレンジした曲がどれくらい通用するかもわからないまま、怖いもの知らずで出場して、あまりのレベルの高さに、本番震えてしまうほどの何とも言えないプレッシャーにおそわれて、自分の生徒さんが弾く直前に、涙が止まらなくなってしまいました。そんな中でも、どうどうと弾いてくれた、ありがたい小さな戦士のような私の生徒さんが、あの時の曲みたいに・・・と言ってくれたのが本当に嬉しかったです。

 

何度かアレンジして、いろいろな大会や、グレードにチャレンジして来てくれたその生徒さんは、もう私より背が高くなって、ステージアにどんな音が出るか等も、いつの間にか把握してくれていて、リズムの打ち込みや、どんな音にしたいか、どんどん率先して操作に取り組んでくれて、段取りを確認しながら、慎重に操作する私より先に、その場を仕切るくらいのとっても頼もしい存在でした。

 

出来あがったアレンジを弾いた時、ESアンサンブルの事が思い出されて、弾いてる生徒さんの後ろで、また泣きそうになってしまいました。

 

がんばってアレンジしてきて、良かったと思いました。

 

いよいよ本番も近くなって、今年もあわただしい年末になりそうですが、試行錯誤を繰り返してやってきた今までの努力が、実を結んでいるような気がします。また暖かい気持ちで、嬉しい年末になるといいな。と思います。