ちょっと堅い題名になりましたが、教室をつづけて来て思う事。
礼に始まり礼に終わる という言葉がありますが、挨拶というのは、これから自分がレッスンに入るという心を引き締めて、準備をすることにつながっているんだなー。と感じています。これが剣道ならば、気を引き締めて、危険と隣り合わせの自分を守る事にもなるし、心が冴えわたり、集中することにもつながります。
レッスンで感じたのは、やはり教室に入って来てちゃんと礼ができる子は、心構えがあり、レッスンのお話もちゃんと聞いているし、言われた事がちゃんと身についています。
それだけの事と思うかも知れませんが、この何年かの結果で、驚いているのは、挨拶できる子は、進みが早いし、上達していて、挨拶がいい加減な子と明らかに差ができてしまっていると実感しています。
物を大切に扱えない子、いい加減な態度で教室に入ってくる子は、やっぱり先生も、テンションが下がってしまいます。
教室は、およその家に尋ねる礼儀の練習の場だと思って下さい。
エレクトーンだって、先生が大切にしているものを借りていると思って、大事に弾いてほしいです。
私は厳しい先生ではなかったです。
グレードをとったからとか、大会に出たから・・最近本当に挨拶どころかお菓子をほうばりながら教室に入ってきたお姉さんがいて、がっかりしてしまい責任を感じました。
大会、グレードは、まず礼儀をわきまえてからの事。
私は何をしてきたんだろう・・・本当に悲しい気持ちになり、考え込んでしまいました。
jetの先生が大会に着てくれた生徒さんの礼儀のお話をした事がありましたが、やはり、その場所をお借りする。その楽器をお借りする。そういう意識をいつでも持って大会にも出てくれる心が、前向きな態度と立派な演奏につながるという気がしています。
悲しい事に、いろんな事件があって、知らない人とは安易にしゃべらない方が良いような風潮が私の小さいころからあります。
でも、お教室として出ていくときには私の責任になるんだ。・・始める前には、挨拶が自然に出るように、私も指導していき、お互いに恥ずかしくないように努めたいと心を新たにしました。
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miki (木曜日, 16 2月 2012 08:58)
挨拶、大切ですよね。
講師という仕事は、音楽を通して
「心」を育てるお仕事だと思っています。
困った生徒さんも、今は出来ないではなく、
知らないだけで、
教えてあげれば、あっという間に変わって行きますよ。
そして、その生徒さんから出る
音楽も、一緒に変わって・・・
見ていると、人間性がそのまま表れる
音楽って凄いな~と思います(o^^o) ♪